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松田まなぶが3月8日、衆院予算委員会で質問に立ち、TPPやアベノミクスなどにつき質しました。NHKテレビ中継で全国放映されました。


 主として安倍総理、麻生大臣、甘利大臣に、国民にしっかりと国家の本質的課題を説得する政治になっているかどうかを問いただしました。もっと議論が必要です。今国会でさらに政策論を進めていきたいと思います。

国会はいよいよ衆院予算委員会での来年度予算の審議に入りました。

NHKテレビで全国放映される総括質疑は国会議員にとっての晴れ舞台と言われますが、日本維新の会からは、3月8日、松野頼久、松浪健太、松田まなぶ、中山成彬の4名が質問に立ちました。

松野議員は追及型、松浪議員は提案型、そして3本目の「松」の松田まなぶからはチェック型の質疑をさせていただきました。チェックとは、安倍政権が国家の本質的な課題をきちんと国民に説明しているかどうかという観点からのチェックです。それは政治の本来の機能だと考えるからです。

まずはTPPを取り上げ、日本が国際経済の中で置かれている立ち位置と、その下での国際経済戦略について、しっかりと国民に説明し、課題を共有すべきことなどを強調しました。

続いて、アベノミクスを運営していく上で必要な経済運営のシナリオやリスクマネージメントが政権に備わっているかどうかを質しました。これは安倍政権の3本の矢に反対する趣旨ではなく、政治政策としては成功しているアベノミクスが経済政策としても真に成功するために必要な論点を明らかにしておくためです。

アベノミクスでせっかく飛び立った日本経済という飛行機が、ダッチロールしたり墜落することなく、安定軌道を飛んでいくためには、よほど綿密な準備と、経済を自らの言葉で語り、政策を操縦していく能力が政権に必要だからです。

アベノミクスについては、2%のインフレ率目標は答にはならず、実質成長率を高めるのは容易ではなく、経済成長が高まっても財政はかえってという悪化するという厳しい情勢認識などを投げかけました。経済界、事業者、マーケット関係者など、およそ経済に携わっている多くの方々が抱いている懸念を論理的に整理しながら、そうした懸念を払拭できるような答弁を求めたつもりですが、閣僚たちがどこまで理解したかは疑問です。

麻生財務大臣が松田とのやり取りを楽しんでいるように見受けられたことが印象に残っています。

NHKでのテレビ中継では、最後の6分間の部分が天気予報に変わってしまい、放映されなかったのが残念でした。その最後の部分で、日本維新の会の立場を述べ、経済を真に成長させるためにも必要なのが「戦後システム」を大きく組み替える「維新」であることを強調しました。

そして、真の保守とは、日本の良きものを維持、発展させるためにこそ不断の変革をいとわない立場であることを総理と共有したい旨を訴えました。自民党ではできない部分に踏み込んで、次の組み立てをするのが日本維新の会だと思います。

与えられた45分間ではとても時間不足でした。これからも今国会で、あるいは各種委員会などの場で、さらに議論を進めていきたいと思っています。